この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
6 胎児の卵円孔の位置で正しいのはどれか。
1.右心室と左心室の間
2.右心房と左心房の間
3.肺動脈と大動脈の間
4.臍静脈と下大静脈の間
解答2
解説

(※図引用:「看護師 イラスト集【フリー素材】」看護roo!様HPより)
卵円孔とは、胎児期の心臓に存在する穴のことで、右心房と左心房の間の壁(心房中隔)の中央に組織が重なり合うようにできた穴のことである。胎児期は肺が機能していないため、左心房と右心房を卵円孔がつなぐことで、血液の循環が行われる。つまり、母体から供給される酸素を多く含んだ血液を胎児の全身に循環させるためにある。
通常は出生後、肺機能の活動開始および呼吸の開始と共に卵円孔は自然に閉鎖する。しかし、約20%の確率で卵円孔が5mmほど開いたままの状態となり、これを卵円孔開存と呼ぶ。一方で、胎児期に卵円孔が閉鎖することもあり、この場合を卵円孔早期閉鎖と呼ぶ。
1.× 右心室と左心室の間には心室中隔がある。ここに異常な孔が開いている状態は、先天性心疾患の心室中隔欠損症が該当する。
・心室中隔欠損症とは、心室を隔てる壁に穴が開いているため血液の交通が生じる病気である。欠損を通る血液は左心室から右心室へ流れ、肺動脈に血液が多く流れることにより、肺うっ血や肺高血圧を引き起こす。
2.〇 正しい。右心房と左心房の間が、胎児の卵円孔の位置である。
・卵円孔とは、胎児期の心臓に存在する穴のことで、右心房と左心房の間の壁(心房中隔)の中央に組織が重なり合うようにできた穴のことである。胎児期は肺が機能していないため、左心房と右心房を卵円孔がつなぐことで、血液の循環が行われる。つまり、母体から供給される酸素を多く含んだ血液を胎児の全身に循環させるためにある。
3.× 肺動脈と大動脈の間にある胎児循環の通路は、動脈管である。
・動脈管とは、ボタロー管ともいう。動脈管(ボタロー管)は、胎児期において肺動脈と大動脈とを繋ぐ血管であり、胎児循環において静脈管(胎盤からの静脈血を大静脈に送り込む静脈)、卵円孔とともに重要な役割を果たす。
4.× 臍静脈と下大静脈の間にある胎児循環の通路は、静脈管である。
・静脈管とは、胎盤からの静脈血を大静脈に送り込む静脈であり、胎児循環に重要である。通常12~15時間以内で起こる。
7 日本版デンバー式発達スクリーニング検査で90%の乳児の首がすわる月齢基準はどれか。
1.1か月
2.4か月
3.7か月
4.10か月
解答2
解説

(※図:日本版デンバー式発達スクリーニング検査)
1.× 1か月児は、「頭をあげる」ことが獲得される時期である。
2.〇 正しい。4か月が、90%の乳児の首がすわる月齢基準である。
・首すわりとは、乳児が頭部を安定して保持できる状態である。獲得が遅れる場合には、低緊張、脳性麻痺、神経筋疾患、発達遅滞などが疑われる。
3.× 7か月児は、「支えなしに座ること、寝返りする」ことが獲得される時期である。
4.× 10か月は、「自分で起き上がれること、伝い歩き」ことが獲得される時期である。
8 壮年期の身体的変化はどれか。
1.残気量の減少
2.柔軟性の向上
3.基礎代謝の低下
4.視機能の調節力の向上
解答3
解説
壮年期とは、30歳代から60歳代くらいまでを指す。社会的役割が増大し、心理的に最も充実するが、種々の身体機能は徐々に低下し始める時期である。
【加齢による精神機能の変化】
①流動性知能は、加齢とともに低下する。
②結晶性知能は、加齢でもあまり低下しない。
③機械的記憶能力は、加齢とともに低下する。
④論理的記憶能力は、加齢でもあまり低下しない。
④意欲・行動力は、加齢により低下する。
1.× 残気量は、「減少」ではなく増加する。なぜなら、加齢により肺や胸郭の弾力性が低下し、呼出しきれずに肺内に残る空気が増えるため。
・残気量とは、最大に呼出させた後、なおも肺内に残っている空気量のことをいう。
2.× 柔軟性は、「向上」ではなく低下する。なぜなら、加齢により筋肉・腱・靱帯・関節の弾力性が低下するため。
3.〇 正しい。基礎代謝の低下は、壮年期の身体的変化である。なぜなら、加齢に伴って筋肉量が減少し、安静時に消費されるエネルギー量が低下するため。
・基礎代謝とは、体温維持、心臓や呼吸など、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことである。基礎代謝量は、体重・体表面積・性と年齢などの要因に依存する。安静・空腹時のエネルギー消費量で、一般に女性より男性の方が高い。
4.× 視機能の調節力は、「向上」ではなく低下する。なぜなら、加齢により水晶体の弾力性が低下し、近くに焦点を合わせにくくなるため(白内障や老眼)。
・視機能の調節力とは、遠くや近くを見るときにピントを合わせる力である。加齢により水晶体が硬くなり、毛様体筋による調節がうまく働きにくくなると、近くのものが見えにくくなる。これを老視、いわゆる老眼という。
9 結晶性知能はどれか。
1.外国語の単語を暗記する。
2.制限時間内に暗算をする。
3.新しいパソコンの使い方を覚える。
4.よく利用する病院から自宅への近道を考える。
解答4
解説

(※図引用:知能の複数の下位側面(佐藤眞一(2006)2)より)
1.× 外国語の単語を暗記する。
2.× 制限時間内に暗算をする。
3.× 新しいパソコンの使い方を覚える。
これらは、流動性知能に該当する。
・流動性知能とは、情報処理のスピードや、その状況の法則性を発見する能力など、新しい環境に適応するための能力のことである。20歳頃にピークを迎え60歳頃より急激に低下する。
4.〇 正しい。よく利用する病院から自宅への近道を考える。
これは、結晶性知能に該当する。
・結晶性知能とは、理解力・洞察力といった、経験や学習などから長期にわたり獲得していく知能である。60歳手前でピークを迎え、それ以降は緩やかに低下する特徴がある。また、老年期にも維持されやすい認知機能といえる。
①流動性知能は、加齢とともに低下する。
②結晶性知能は、加齢でもあまり低下しない。
③機械的記憶能力は、加齢とともに低下する。
④論理的記憶能力は、加齢でもあまり低下しない。
④意欲・行動力は、加齢により低下する。
10 チーム医療で適切なのはどれか。
1.目標は医師の方針が優先される。
2.チームメンバー間で目標を共有する。
3.チームリーダーは看護師に固定する。
4.経験年数が同等の者でチームを構成する。
解答2
解説
チーム医療とは、「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」と一般的に理解されている。チーム医療がもたらす具体的な効果としては、①疾病の早期発見・回復促進・重症化予防など医療・生活の質の向上、②医療の効率性の向上による医療従事者の負担の軽減、③ 医療の標準化・組織化を通じた医療安全の向上、等が期待される。(※引用:「チーム医療の推進について」厚生労働省HPより)
1.× 目標は、「医師」ではなく患者の方針が優先される。なぜなら、チーム医療は、患者中心の医療を実現する目的に、多職種が対等な立場で専門性を出し合うものであるため。
2.〇 正しい。チームメンバー間で目標を共有する。なぜなら、多職種が同じ方向性を持って関わることで、患者に一貫した医療・ケアを提供できるため。
3.× チームリーダーは看護師に固定する「必要はない」。なぜなら、患者それぞれ別々の課題や目標があるため。目標に応じて、専門性の高い専門職がチームリーダーになることが多い。例えば、主な課題が下肢の筋力低下であれば「理学療法士」が、低栄養状態であれば「管理栄養士」が選ばれる。つまり、チームリーダーの職種は固定することはなく、患者の抱える問題やチームを構成する専門職の役割により、最も適切な専門職がリーダーシップをとる。
4.× 経験年数が同等の者でチームを構成する「必要はない」。むしろ、さまざまな職種や立場、経験年数の者がチームを構成することにより、多種多様な意見交換が可能になる。
希望の解説ブログ 
