【5問】ブロードマンについての問題「まとめ・解説」

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※問題の引用:厚生労働省より

※注意:解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。

MEMO

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107回 午前

72 頭部CTを下図に示す。
 論理的思考を制御する領域はどれか。


1.A
2.B
3.C
4.D
5.E

解答1

解説

1.〇 正しい。A(左右の前頭葉)は、論理的思考を制御する領域である。前頭葉障害の主症状として、①遂行機能障害、②易疲労性、③意欲・発動性の低下、④脱抑制・易怒性、⑤注意障害、⑥非流暢性失語等が挙げられる。
2.4.× B/D(頭頂葉)は、主に感覚情報を受ける領域である。ちなみに、右頭頂葉の障害は、①着衣失行、②半側空間無視、③身体失認、④病態失認などがみられる。左頭頂葉の障害では、①観念運動性失行、②観念失行、③観念性失行などがみられる。
3.× C(海馬)は、記憶を司っている。
5.× E(左右の後頭葉)は、視覚情報を受ける領域である。後頭葉の障害は、①相貌失認、②視覚性失認、③アントン症状などがみられる。アントン症状とは、目が見えないことを否認し、見えていると主張する症状である。

 

 

 

 

108回午後

11 運動性言語中枢はどれか。

1.中心後回
2.大脳基底核
3.Broca(ブローカ)野
4.Wernicke(ウェルニッケ)野

解答3

解説

1.× 中心後回は、一次体性感覚野である。一次運動野は、随意運動のプログラミングに関わる大脳皮質の高次運動野や頭頂連合野からの入力を統合して最終的な運動指令を形成し、これを下位中枢(脳幹や脊髄)へ出力する。
2.× 大脳基底核は、大脳半球の内部にある。大脳基底核は、①線条体(被殻 + 尾状核)、②淡蒼球、③黒質、④視床下核で構成されている。
3.〇 正しい。Broca(ブローカ)野は、運動性言語中枢である。大脳皮質にある言語活動をつかさどる中枢で、運動性言語中枢の役割は、主に言葉を話したり書いたりする。
4.× Wernicke(ウェルニッケ)野は、感覚性言語中枢である。大脳皮質にある言語活動をつかさどる中枢で、感覚性言語中枢の役割は、言葉を聞き取って理解したり字を読んだりする。

 

 

 

108回 午後

26 嗅覚の一次中枢はどれか。

1.嗅球
2.嗅上皮
3.後頭葉
4.上鼻甲介

解答1

解説

嗅覚の伝導路とは?

嗅覚は鼻腔上部の嗅部の粘膜上皮(嗅上皮)の嗅細胞で受容される。嗅細胞の中枢性突起が嗅神経となり、篩骨篩板を通って嗅球に入る。嗅球から後方に向かって嗅索が走り、その線維は大部分外側嗅条を通って海馬旁回の嗅覚野に達する。

①嗅細胞→②嗅神経→③嗅球→④嗅索→⑤嗅覚野(1次感覚野)に達する。
・一次中枢:①嗅細胞→②嗅神経→③嗅球まで。
・二次中枢:④嗅索→⑤嗅覚野(1次感覚野)

1.嗅球は、嗅覚の一次中枢である。嗅神経は、嗅上皮の嗅細胞から始まり、一次嗅覚中枢である嗅球でシナプスを形成する。
2.嗅上皮とは、嗅上皮は匂い分子を感知する部位であり、嗅細胞、支持細胞と基底細胞から構成されている。 鼻腔の上部にある上皮であり、粘膜に覆われている。
3.後頭葉は、一次視覚野がある。視覚伝導路は、「視神経―視交叉―視索―外側膝状体―視放線―視覚野」である。嗅覚に関係するのは前頭葉(1次感覚野)である。
4.上鼻甲介は、左右それぞれの鼻腔の側壁から出ているヒダ状の突起である。

 

 

 

 

110回 午前

11 後頭葉にあるのはどれか。

1.嗅覚野
2.視覚野
3.聴覚野
4.体性感覚野

解答2

解説

1.× 嗅覚野は側頭葉にある。
2.〇 正しい。視覚野は後頭葉にある。
3.× 聴覚野は側頭葉にある。
4.× 体性感覚野は頭頂葉にある。

 

 

 

 

111回 午前

77 脳の外側面を左右から見た模式図を示す。
 右利きの健常成人のBroca<ブローカ>の運動性言語中枢はどれか。

1.①
2.②
3.③
4.④
5.⑤

解答4

解説


1.× ①は、ウェルニッケの感覚性言語中枢である。上側頭回である。
2.× ②は、左利きである場合は、Brocaの運動性言語中枢である。
3.× ③は、前頭葉である。前頭葉障害の主症状として、①遂行機能障害、②易疲労性、③意欲・発動性の低下、④脱抑制・易怒性、⑤注意障害、⑥非流暢性失語等が挙げられる。
4.〇 正しい。がBrocaの運動性言語中枢である。Broca失語は、自発言語が障害される。発話の理解は良好であるが、発語は非流暢であり、復唱は不良である。
5.× ⑤は、左利きである場合は、ウェルニッケの感覚性言語中枢である。

 

 

 

 

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