第105回(H28) 看護師国家試験 解説【午前6~10】

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6 正期産の定義はどれか。

1.妊娠36週0日から40週6日
2.妊娠37週0日から41週6日
3.妊娠38週0日から42週6日
4.妊娠39週0日から43週6日

解答2

解説

分娩時期の分類

流産期とは、妊娠21週6日までの妊娠中絶(分娩)。
早産期とは、妊娠22週0日~36週6日における分娩。
正期産とは、妊娠37週0日~41週6日までの分娩。
過期産とは、42週0日以後の分娩。

正期産の定義は、選択肢2.妊娠37週0日から41週6日に当てはまる。

 

 

 

 

 

7 日本の女性の平均閉経年齢に最も近いのはどれか。

1.40歳
2.45歳
3.50歳
4.55歳

解答3

解説

更年期障害

~更年期障害とは~

「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいいます。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としています。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40歳台前半、遅い人では50歳台後半に閉経を迎えます。

閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といいます。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います(※引用:「更年期障害」日本産婦人科学会様HPより)。

したがって、選択肢3.50歳が日本の女性における平均閉経年齢に最も近い。

更年期障害とは?

更年期障害とは、更年期に出現する器質的な変化に起因しない多彩な症状によって、日常生活に支障をきたす病態と定義される。更年期症状は大きく、①自律神経失調症状、②精神神経症状、③その他に分けられるが、各症状は重複して生じることが多い。治療の一つに、ホルモン補充療法(HRT)があげられる。ホルモン補充療法とは、エストロゲン(卵胞ホルモン)を補うことで、更年期障害を改善する治療法である。ほてり、のぼせ、発汗などといった代表的な症状に高い効果を示す。禁忌として、エストロゲン依存性悪性腫瘍(子宮内膜癌、乳癌)またその疑いのあるもの、重症肝機能障害、血栓性疾患などがあげられる。

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8 日本の平成25年(2013年)における家族の世帯構造で最も少ないのはどれか。

1.単独世帯
2.三世代世帯
3.夫婦のみの世帯
4.夫婦と未婚の子のみの世帯

解答2

解説

世帯構造及び世帯類型の状況

平成26年6月5日現在における全国の世帯総数は5043万1千世帯となっている。世帯構造をみると、「夫婦と未婚の子のみの世帯」が1454万6千世帯(全世帯の28.8%)で最も多く、次いで「単独世帯」が1366万2千世帯(同27.1%)、「夫婦のみの世帯」が1174万8千世帯(同23.3%)となっている。世帯類型をみると、「高齢者世帯」は1221万4千世帯(全世帯の24.2%)で、年次推移をみると増加傾向となっている。平均世帯人員は2.49人で、年次推移をみると減少傾向となっている(※引用:「世帯数と世帯人員数の状況」厚生労働省様)。

1.× 単独世帯は、単独世帯は1,366万2千世帯で、その割合は27.1%である。
2.〇 正しい。三世代世帯は、346万4千世帯で、その割合は6.9%である。家族の世帯構造で最も少ない
3.× 夫婦のみの世帯は、1,174万8千世帯で、その割合は23.3%である。
4.× 夫婦と未婚の子のみの世帯は、1,454万6千世帯で、その割合は28.8%である。

※図引用:「平成26年国民生活基礎調査(厚生労働省)」より引用。

 

 

 

 

 

9 保健所の設置主体で正しいのはどれか。

1.国
2.都道府県
3.社会福祉法人
4.独立行政法人

解答2

解説

保健所とは?

保健所とは、精神保健福祉・健康・生活衛生など地域保健法に定められた14の事業(主に疾病予防・健康増進・環境衛生などの公衆衛生活動)を中心に行っている。保健所では保健師や精神保健福祉士、医師などが生活面や社会復帰について相談にのってくれる。都道府県、特別区、指定都市、中核市、『地域保健法施行令』で定める市に必置である。

保健所では保健師や精神保健福祉士、医師などが生活面や社会復帰について相談にのってくれる。都道府県、特別区、指定都市、中核市、『地域保健法施行令』で定める市に必置である。よって、選択肢2.都道府県が保健所の設置主体である。ちなみに、設置主体とは、職員を配置し費用を拠出する主体をいう。

保健所が実施する事業

保健所は、次に掲げる事項につき、企画、調整、指導及びこれらに必要な事業を行う。
①地域保健に関する思想の普及及び向上に関する事項。
②人口動態統計その他、地域保健に係る統計に関する事項。
③栄養の改善及び食品衛生に関する事項。
④住宅、水道、下水道、廃棄物の処理、清掃その他の環境の衛生に関する事項。
⑤医事及び薬事に関する事項。
⑥保健師に関する事項。
⑦公共医療事業の向上及び増進に関する事項。
⑧母性及び乳幼児並びに老人の保健に関する事項。
⑨歯科保健に関する事項。
⑩精神保健に関する事項。
⑪治療方法が確立していない疾病その他の特殊の疾病により、長期に療養を必要とする者の保健に関する事項。
⑫エイズ、結核、性病、伝染病その他の疾病の予防に関する事項。
⑬衛生上の試験及び検査に関する事項。
⑭その他地域住民の健康の保持及び増進に関する事項。

(※一部引用:「地域保健法」e-GOV法令検索様HPより)

 

 

 

 

 

10 チーム医療で正しいのはどれか。

1.国家資格を持つ者で構成される。
2.リーダーとなる職種を固定する。
3.他施設との間で行うことはできない。
4.メンバー間で情報を共有して意思決定をする。

解答4

解説

チーム医療とは?

チーム医療とは、「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的 確に対応した医療を提供すること」と一般的に理解されている。チーム医療がもたらす具体的な効果としては、①疾病の早期発見・回復促進・重症化予 防など医療・生活の質の向上、②医療の効率性の向上による医療従事者の負担の軽減、③ 医療の標準化・組織化を通じた医療安全の向上、等が期待される。

(※引用:「チーム医療の推進について」厚生労働省HPより)

1.× 国家資格を持つ者に限定されていない。なぜなら、チーム医療のチームのメンバーには、患者と家族が含まれるため。さまざまな職種や立場、経験年数の者がチームを構成することにより、多種多様な意見交換が可能になる。
2.× リーダーとなる職種を固定する必要はない。なぜなら、患者それぞれ別々の課題や目標があるため。目標に応じて、専門性の高い専門職がチームリーダーになることが多い。例えば、主な課題が下肢の筋力低下であれば「理学療法士」が、低栄養状態であれば「管理栄養士」が選ばれる。つまり、チームリーダーの職種は固定することはなく、患者の抱える問題やチームを構成する専門職の役割により、最も適切な専門職がリーダーシップをとる。
3.× 他施設との間で行うことは「できない」のではなくできる。つまり、他施設との間で連携をとることが多い。なぜなら、切れ目のない医療の提供につながるため。他施設・多職種それぞれが連携・補完し合うことが大切である。
4.〇 正しい。メンバー間で情報を共有して意思決定をする。チーム医療とは、「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的 確に対応した医療を提供すること」と一般的に理解されている(※引用:「チーム医療の推進について」厚生労働省HPより)。

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