第109回(R8) 助産師国家試験 解説【午前36~40】

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36 早期新生児の保清について、沐浴と比較したときのドライテクニックの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.血液循環を促す。
2.臭気を減少させる。
3.感染症を減少させる。
4.低体温を予防できる。
5.臍帯脱落の時期が遅くなる。

解答3・4

解説

ドライテクニック法とは?

ドライテクニックとは、産まれた直後に、赤ちゃんの皮膚についた血液などの汚れのみを拭き取り、胎脂はそのまま残しておく保清方法である。胎脂には抗菌作用があるとされていて、細菌から守るだけでなく、保温・保湿効果を有している。さらに、胎脂のにおいが母児の絆を深めるのに役立つとされている。ちなみに、赤ちゃんの沐浴は、発汗が始まる生後4~5日目頃が良いとされている。

【ドライテクニックの利点】
①赤ちゃんの体温が安定する(胎脂は皮膚の表面を覆うことによる保温効果が高く、赤ちゃんの低体温を防ぐ)。
②沐浴による赤ちゃんの体力消耗予防。
③エネルギーの消費が減るため、体重減少を少なくする。
④赤ちゃんのおへその乾燥を早くして、おへその感染を防ぐ。
⑤赤ちゃんのお肌の乾燥を防ぐ。

(※参考「6月から赤ちゃんのドライテクニックを始めます!」愛和病院様HPより)

1.× 血液循環を促す作用は、沐浴の方が期待されやすい。なぜなら、沐浴では、温かい湯に全身または身体の一部をつけることで皮膚血管が拡張し、末梢循環が促進されるため。

2.× 臭気を減少させる作用は、沐浴の方が期待されやすい。なぜなら、沐浴では、湯で洗い流し臭気の除去が期待できるため。

3.〇 正しい。感染症を減少させる作用は、ドライテクニックの方が期待されやすい。なぜなら、ドライテクニックは、臍部や皮膚を湿潤させにくく、細菌増殖の機会を減らせるため。早期新生児は、免疫機能が未熟で、皮膚や臍部から感染を起こしやすい状態である。ドライテクニックでは、必要な部分を拭き取り、臍部を乾燥した状態に保ちやすいため、感染予防に有効となる。

4.〇 正しい。低体温を予防できる作用は、ドライテクニックの方が期待されやすい。なぜなら、ドライテクニックは、沐浴のように新生児を湯につけず、裸で過ごす時間や水分蒸発による熱喪失を少なくできるため。

5.× 臍帯脱落の時期が「遅く」ではなく早くなる。なぜなら、ドライテクニックの臍帯は、乾燥が保たれやすくなり自然に脱落するため。

沐浴とは?

沐浴とは、からだを水で洗うことである(※読み:もくよく)。出産直後は、温かい乾いたタオルで全身を拭き保温することが多い。沫浴は、生後4~5日頃までせず、血液や羊水など汚れた部位のみ拭き取り、胎脂を残しておくドライテクニックを採用している施設が多い。

 

 

 

 

 

37 正期産児に発症した胎便吸引症候群の合併症で頻度が高いのはどれか。2つ選べ。

1.新生児仮死
2.動脈管開存症
3.気管支肺異形成
4.胎便関連性腸閉塞
5.新生児遷延性肺高血圧症

解答1・5

解説

胎便吸引症候群とは?

胎便吸引症候群とは、出生前または周産期に肺に胎便(暗緑色の、無菌の便)を吸い込んだ新生児にチアノーゼや呼吸困難(呼吸窮迫)がみられることである。酸素不足などのストレスによって反射的にあえぎ、胎便を含む羊水を肺に吸い込んでしまうことなどで起こる。

1.〇 正しい。新生児仮死は、正期産児に発症した胎便吸引症候群の合併症で頻度が高い。なぜなら、胎便吸引症候群は、胎児低酸素やアシドーシスなどの胎児ストレスを背景に起こりやすいため。胎児が低酸素状態になると、腸管運動が亢進し、肛門括約筋が弛緩して、羊水中へ胎便を排泄しやすくなる。その胎便を胎児または出生直後の新生児が吸引すると、胎便吸引症候群を発症する。
・新生児仮死とは、出生時における新生児の呼吸循環不全を主徴とする症候群である。胎児期および分娩中に生じた低酸素血症に起因することが多く、全分娩の2~9%に発生する。誘因となる基礎疾患は多岐(高齢初産、薬物使用、ショックなど)にわたる。新生児仮死は胎児ジストレスに引き続き発症することが多い。

2.× 動脈管開存症は、早産児で呼吸窮迫や人工換気条件の悪化などと関連しやすい循環適応障害である。
・動脈管開存症とは、胎児期に開存している大動脈と肺動脈間に存在する動脈管が出生後も自然閉鎖せず開存状態を維持した疾患である。つまり、出生後に動脈管が自然閉鎖しない病気である。大動脈から肺動脈への短絡が生じ、管が大きいと左心系の容量負荷になる。出生後は肺動脈圧が下がるため、胎児期とは逆に大動脈から肺動脈へ血液が流れるようになり、肺の血流が増加する。したがって、典型例では、ピークがⅡ音に一致した漸増・漸減型で、高調・低調両成分に富む荒々しい雑音(machinery murmur)が左第2肋間を中心に聴取される。

3.× 気管支肺異形成は、主に早産児が長期間の酸素投与や人工換気を受けた後に生じる慢性肺疾患である。
・気管支肺異形成とは、低出生体重児や早産児に生じる呼吸窮迫症候群に続発する慢性的な肺疾患で、長期的に人工呼吸器や酸素投与によって引き起こされる。生後28日を超えても呼吸障害が続き、酸素の使用が必要な状態を指す。気管支肺異形成症を発症すると、長期間に渡って酸素や人工呼吸器に頼る必要があり風邪にかかるだけでも呼吸状態が悪くなりやすい傾向があるため注意が必要である。症状として、頻呼吸、鼻翼呼吸(鼻の孔を膨らませる呼吸)、陥没呼吸(肩で大きく呼吸する肩呼吸や肋骨の間がへこむ呼吸)、喘鳴が見られる。

4.× 胎便関連性腸閉塞は、腸管内の胎便による消化管閉塞である。胎便吸引症候群は、胎便関連性腸閉塞はの疾患である。
・胎便関連性腸閉塞とは、胎便が小腸や大腸につまり、腸が閉塞した状態になる病態である。1000g以下の超低出生体重児に多く発症し、子宮内胎児発育遅延の児にも起こりやすい。腸管の機能が未熟なために胎便をおくりだすことができず、腸管内に停滞する時間が長くなって胎便から水分が吸収され、さらに粘稠度が増して詰まってしまうことが原因で起こる。症状としては,胆汁性嘔吐,腹部膨隆,出生後数日間の胎便の排泄不全などがある。

5.〇 正しい。新生児遷延性肺高血圧症は、正期産児に発症した胎便吸引症候群の合併症で頻度が高い。なぜなら、新生児遷延性肺高血圧症は、出生後も肺血管抵抗が高いまま残り、肺への血流が増えず、動脈管や卵円孔を介した右左短絡が続く病態であるため。したがって、酸素を投与しても改善しにくい重度のチアノーゼや低酸素血症が起こる。
・新生児遷延性肺高血圧症とは、肺につながる動脈が出生後も狭い(収縮した)状態が続くことが原因で、肺に十分な量の血流が行きわたらず、結果的に血流中の酸素量が不足する重篤な病気である。満期産児または過期産児に重度の呼吸困難(呼吸窮迫)を引き起こす。この場合の左右差は見られないことが多い。

 

 

 

 

 

38 乳幼児の百日咳感染について正しいのはどれか。2つ選べ。

1.潜伏期間は2~3日である。
2.ペニシリン系の抗菌薬が第一選択となる。
3.主な感染経路は飛沫感染と接触感染である。
4.病期は痙咳期と回復期の2期に分けられる。
5.生後6か月未満の感染では無呼吸の合併リスクがある。

解答3・5

解説

百日咳とは?

百日咳とは、特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)を特徴とする急性気道感染症である。百日咳の原因菌は、百日咳菌である。特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)を特徴とする急性気道感染症である。母親からの免疫(経胎盤移行抗体)が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性があり、1歳以下の乳児、特に生後6 カ月以下では死に至る危険性も高い。症状として①カタル期(1~2週間)、 ②痙咳期(4~6週間)、 ③回復期(2~3週間)に分類され、痙咳期には、新生児・乳幼児期では無呼吸発作を伴う。百日せきワクチンを含むDPT三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)あるいはDPT-IPV四種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ)接種はわが国を含めて世界各国で実施されており、その普及とともに各国で百日咳の発生数は激減している。しかし、ワクチン接種を行っていない人や接種後年数が経過し、免疫が減衰した人での発病はわが国でも見られており、世界各国でいまだ多くの流行が発生している。

1.× 潜伏期間は、「2~3日」ではなく7〜10日程度である。百日咳の潜伏期間は、百日咳菌に感染してから症状が現れるまでの期間のことで、通常は7~10日程度である。基本的に症状はない。
・経過は感染→潜伏期間(7〜10日)→カタル期(1~2週間)→痙咳期(4~6週間)→回復期(2~3週間)となる。

2.× 「ペニシリン系の抗菌薬」ではなく主にマクロライド系抗菌薬が第一選択となる。ペニシリン系抗菌薬は、細菌感染症(梅毒)の治療に用いられる。腸内細菌を抑制し、ビタミンK産生を減少させる。

3.〇 正しい。主な感染経路は、飛沫感染と接触感染である。なぜなら、百日咳菌は、咳やくしゃみなどの気道分泌物を介して人から人へ感染するため。

4.× 病期は、カタル期と痙咳期、回復期の「3期」に分けられる。
・経過は感染→潜伏期間(7〜10日)→カタル期(1~2週間)→痙咳期(4~6週間)→回復期(2~3週間)となる。
カタル期の症状として、かぜ様症状、軽い咳、鼻汁など。
痙咳期の症状として、発作性・連続性の咳、吸気性笛声、咳込み後嘔吐など。
回復期の症状として、激しい咳発作が徐々に軽くなる。

5.〇 正しい。生後6か月未満の感染では無呼吸の合併リスクがある。なぜなら、生後6か月未満の乳児は、呼吸を調節する脳の機能が未熟で、気道も狭く、咳をして痰や分泌物を排出する力も弱いため。百日咳では、激しい咳や気道の炎症によって酸素が不足し、呼吸のリズムが乱れやすくなる。そのため、典型的な咳が目立たず、突然呼吸が止まる無呼吸発作を起こすことがある。特に月齢が低いほど重症化しやすく、注意が必要である。

感染経路と感染症

感染には、①接触感染、②空気感染、③飛沫感染がある。

①接触感染(例:流行性角結膜炎、疥癬、ノロウイルス感染症など)
(1)直接接触感染:感染者の皮膚粘膜との直接接触による伝播・感染する。
(2)間接接触感染:感染者の微生物で汚染された衣類、周囲の器物、環境などとの接触による伝播・感染する。

②飛沫感染(例:風疹、流行性耳下腺炎、 インフルエンザ、マイコプラズマ、百日咳など)
咳やくしゃみなどに伴って発生する飛沫(粒径5μm以上の粒子)が経気道的にヒトの粘膜に付着し感染する。飛散する範囲は1m以内であることが特徴。

③空気感染(例:結核、水痘、麻疹など)
飛沫核 (粒径5μm未満の粒子に付着した微生物)が長期間空中を浮遊し、これを吸い込むことで感染が伝播・感染する。

(※参考:「医療施設等における感染対策ガイドライン」厚生労働省様HPより)

 

 

 

 

 

次の文を読み39~41の問いに答えよ。
 Aさん(36歳、未妊婦)は4か月前から月経中の下腹部痛が強くなっていることを自覚し、近くの産婦人科を受診した。月経は規則的で量は正常。既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:半年前に結婚し、結婚後も仕事を継続している。
家族歴:Aさんの母親は乳癌の手術歴があり、母方の祖母が乳癌で死亡している。
身体所見:身長157cm、体重52kg。検査所見:内診にて骨盤内に強い癒着や圧痛はみられない。経腟超音波検査で左卵巣内に3cm大の子宮内膜症性囊胞が確認された。

39 Aさんは医師から月経痛に対して痛み止めの処方を受けた。医師の診察後に、将来の妊娠の計画について助産師が相談を受けた。Aさんは子どもが2人欲しいと考えているという。
 助産師が行うAさんへの説明で正しいのはどれか。

1.「体重を減らすと妊娠しやすいです」
2.「妊娠のために仕事はやめましょう」
3.「不妊治療を受ける必要があります」
4.「早めの妊娠を目指すことが望ましいです」
5.「妊娠のために子宮内膜症の手術が必要です」

解答

解説

ポイント

・Aさん(36歳、未妊婦)
・4か月前から月経中の下腹部痛が強くなっている。
・月経は規則的で量は正常。
・生活歴:半年前に結婚、結婚後も仕事を継続
・身体所見:身長157cm体重52kg
・検査所見:内診にて骨盤内に強い癒着や圧痛はみられない
・経腟超音波検査で左卵巣内に3cm大の子宮内膜症性囊胞が確認された。
子どもが2人欲しいと考えているという。
→ほかの選択肢が消去できる理由をあげられるようにしよう。

1.× 「体重を減らすと妊娠しやすいです」と伝える必要はない。なぜなら、AさんのBMIは、約21.1(体重52kg ÷ 身長1.57m ÷ 身長1.57m)で標準範囲であるため。また、月経も規則的であり、排卵障害や月経異常を示す情報はない。

2.× 「妊娠のために仕事はやめましょう」と伝える必要はない。なぜなら、仕事を継続していること自体が不妊の原因と断定することはできないため。

3.× 「不妊治療を受ける必要があります」と伝えるより優先されるものが他にある。なぜなら、現時点で、Aさんに不妊治療が必要であると断定できる情報は不足しているため。Aさんがすぐ妊娠を希望する場合、まずは排卵時期を意識した性交、婦人科での経過観察、子宮内膜症性囊胞の評価を行いながら妊娠を目指す。ただし、36歳であるため、半年程度妊娠しない場合や、医師が必要と判断する場合には、不妊検査や生殖医療専門施設への相談を早めに考える。

4.〇 正しい。「早めの妊娠を目指すことが望ましいです」と伝える。なぜなら、Aさんは36歳で、子宮内膜症性囊胞があり、さらに子どもを2人希望しているため。女性の妊孕性は年齢とともに低下し、30代、特に35歳以降では妊娠までに時間がかかりやすくなる。また、子宮内膜症は月経痛だけでなく、不妊とも関連する。年齢と疾患を踏まえて、早めに妊娠計画を立てることを支援する。
・子宮内膜症性囊胞とは、卵巣チョコレート嚢胞のことであり、卵巣内で月経時に出血が起きて卵巣内に貯留するものをいう。月経痛、性交痛、慢性骨盤痛などの症状がある。

5.× 「妊娠のために子宮内膜症の手術が必要です」と伝える必要はない。なぜなら、子宮内膜症性囊胞があるからといって、妊娠のために必ず手術が必要とは限らないため。Aさんの子宮内膜症性囊胞は左卵巣内に3cm大で、内診は骨盤内に強い癒着や圧痛はみられていない。手術が検討されるものとして、強い癒着や高度な疼痛、悪性を疑う所見、囊胞増大、不妊期間などである。

 

 

 

 

 

次の文を読み39~41の問いに答えよ。
 Aさん(36歳、未妊婦)は4か月前から月経中の下腹部痛が強くなっていることを自覚し、近くの産婦人科を受診した。月経は規則的で量は正常。既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:半年前に結婚し、結婚後も仕事を継続している。
家族歴:Aさんの母親は乳癌の手術歴があり、母方の祖母が乳癌で死亡している。
身体所見:身長157cm、体重52kg。検査所見:内診にて骨盤内に強い癒着や圧痛はみられない。経腟超音波検査で左卵巣内に3cm大の子宮内膜症性囊胞が確認された。

40 初診から2か月後、Aさんは卵巣子宮内膜症性囊胞の変化を確認するため、再度受診し、受診前の問診で乳癌に関して助産師に相談した。Aさんは「家族に乳癌が多いので自分も乳癌にならないか心配だ」と助産師に話した。
 Aさんの乳癌発症のリスクを評価するのに、助産師がAさんに確認すべき情報はどれか。

1.母親と祖母の子宮内膜症の既往の有無
2.母親と祖母の乳癌の発症年齢
3.母親と祖母の食生活
4.母親と祖母の月経歴
5.母親と祖母の体重

解答

解説

ポイント

・Aさん(36歳、未妊婦)
・家族歴:母親は乳癌の手術歴、母方の祖母が乳癌で死亡
・経腟超音波検査で左卵巣内に3cm大の子宮内膜症性囊胞が確認された。
・Aさんは「家族に乳癌が多いので自分も乳癌にならないか心配だ」と助産師に話した。
→ほかの選択肢が消去できる理由をあげられるようにしよう。

1.× 母親と祖母の「子宮内膜症の既往の有無」より優先されるものが他にある。なぜなら、子宮内膜症の家族歴は、乳癌の遺伝性リスク評価の中心情報ではないため。遺伝性乳癌卵巣癌症候群と関連するがんの家族歴が重要である。

2.〇 正しい。母親と祖母の乳癌の発症年齢は、遺伝性乳癌を疑う重要な情報である。母親と祖母の2人に乳癌があり、さらに発症年齢が若い場合、Aさん自身の乳癌リスクや遺伝性乳癌卵巣癌症候群の可能性をより慎重に評価する必要がある。
・遺伝性乳癌卵巣癌症候群とは、BRCA1もしくはBRCA2という遺伝子に生まれつき変化(病的バリアント)があることで乳がん、卵巣がん、膵がん、前立腺がんなどの発症リスクが高くなる遺伝性疾患である。遺伝子に関する病気であるため、遺伝子検査つまり、特定の条件下の検査である。(家系内に複数の乳がん、卵巣がん患者が認められるなど)

3~5.× 母親と祖母の「食生活」「月経歴」「体重」より優先されるものが他にある。なぜなら、食生活・月経歴は、乳癌の遺伝性リスク評価の中心情報ではないため。遺伝性乳癌卵巣癌症候群と関連するがんの家族歴が重要である。

乳癌とは?

乳癌とは、乳管や小葉上皮から発生する悪性腫瘍である。乳管起源のものを乳管癌といい、小葉上皮由来のものを小葉癌という。年々増加しており、女性のがんで罹患率第1位、死亡率は第2位である。40~60歳代の閉経期前後の女性に多い。

乳がんのリスク要因は、①初経年齢が早い、②閉経年齢が遅い、③出産歴がない、④初産年齢が遅い、⑤授乳歴がないことなどである。閉経後の肥満は乳がん発症の高リスクであると考え、 また閉経後の女性では運動による乳がんリスク減少の可能性が示されている。

 

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