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6 乳幼児の定期予防接種について適切なのはどれか。
1.BCGワクチンは1歳までに接種する。
2.ロタウイルスワクチンの初回接種は生後36週までに行う。
3.不活化インフルエンザワクチンは定期予防接種に含まれる。
4.麻しん風しん混合〈MR〉ワクチンの接種回数は3回である。
解答1
解説

(※表引用:「予防接種スケジュール」日本小児学会より)
1.〇 正しい。BCGワクチンは1歳までに接種する。なぜなら、BCGによって、乳幼児の重症結核を予防するため。
・BCGワクチン(BCG接種)とは、ウシ型結核菌の実験室培養を繰り返して作製された細菌、および、それを利用した結核に対する生ワクチンである。1歳まで(標準として生後5か月から8か月まで)に1回接種する。主に小児の結核の発症・重症化予防に効果があるとされている。
2.× ロタウイルスワクチンの初回接種は、「生後36週」ではなく生後14週6日までに行う。
・ロタウイルスワクチンは、乳児に多い急性胃腸炎を予防するワクチンである。令和2(2020)年10月1日から定期接種となる。令和2年8月生まれ以降の乳児が対象で、初回接種の標準的な接種期間は、生後2か月から生後15週未満である。
3.× 不活化インフルエンザワクチンは、定期予防接種に「含まれない」。なぜなら、インフルエンザワクチンの定期接種対象は、主に高齢者であるため。健康な乳幼児への接種は、定期接種ではなく任意接種である。
4.× 麻しん風しん混合〈MR〉ワクチンの接種回数は、「3回」ではなく2回である。1歳〜満2歳未満のうちに1回、6歳になる年度(4/1〜翌年3/31)に1回打つ必要がある。

(※図引用:「生ワクチンと不活化ワクチン」田辺三菱製薬様HPより)
予防接種法とは、公衆衛生の観点から伝染のおそれがある疾病の発生・まん延を予防するためにワクチンの予防接種を行うとともに、予防接種による健康被害の迅速な救済を図ることを目的として制定された日本の法律である。予防接種法に基づく予防接種には、①定期予防接種と②臨時予防接種があり、定期予防接種の対象疾患には、①A類疾病と②B類疾病がある。さらに同法に基づかない任意接種もある。
A類疾病:主に集団予防、重篤な疾患の予防に重点を置き、国の積極的な勧奨があり、本人(保護者)に努力義務がある。
疾患:結核、ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ、麻疹、風疹、日本脳炎、ヒブ(インフルエンザ菌b型)感染症、小児の肺炎球菌感染症、水痘、ヒトパピローマウイルス感染症、B型肝炎
B類疾病:主に個人予防に重点を置き、国の積極的な勧奨なく、本人(保護者)に努力義務はない。
疾患:季節性インフルエンザと高齢者の肺炎球菌感染症
(参考:「予防接種とは?」東京都医師会HPより)
7 ジノプロストン腟内留置用製剤について正しいのはどれか。
1.子宮頸管の熟化作用がある。
2.産婦人科外来での使用が推奨される。
3.子宮収縮薬の点滴静脈内注射と同時に使用する。
4.使用中は超音波ドプラ法で間欠的に胎児心音を聴取する。
解答1
解説
ジノプロストン腟内留置用製剤とは、妊娠37週以降で子宮頸管の熟化が不十分な妊婦に用いる、プロスタグランジンE₂製剤である。後腟円蓋に挿入し、薬剤を徐々に放出させることで、硬い子宮頸管を軟らかくし、開きやすい状態に整える。最長12時間留置するが、過強陣痛、破水、胎児機能不全などがみられた場合は速やかに除去する。子宮収縮作用もあるため、分娩監視装置を用いて子宮収縮と胎児心拍を連続的に観察する必要がある。子宮収縮薬との同時使用は過強陣痛の危険があるため禁忌である。
1.〇 正しい。子宮頸管の熟化作用がある。なぜなら、ジノプロストンは、プロスタグランジンE₂製剤であり、子宮頸管を軟化・開大しやすい状態にするため。
・子宮頸管熟化とは、分娩に向けて子宮頸管が柔らかくなる、短くなる、開きやすくなる変化をいう。
2.× 産婦人科「外来」ではなく入院管理下での使用が推奨される。なぜなら、ジノプロストン腟内留置用製剤は、過強陣痛や胎児機能不全を起こす可能性があり、母体・胎児を連続監視できる体制で使用する必要があるため。
3.× 子宮収縮薬の点滴静脈内注射と「同時には使用しない(抜去後も1時間以上あける。)」。なぜなら、ジノプロストン腟内留置用製剤自体にも子宮収縮を起こす作用があり、子宮収縮薬と同時使用すると過強陣痛を起こしやすくなるため。
・過強陣痛とは、子宮口が十分に開いていないのに分娩直前の陣痛が過剰に強く起きる事をさす。子宮の収縮が非常に強く長く続くのが特徴で、定義として、子宮口7cmの過強陣痛(外側法)は、2分以上の陣痛持続時間の場合をいう。
4.× 使用中は、「超音波ドプラ法で間欠的」ではなく分娩監視装置による連続モニタリングにて胎児心音を聴取する。
なぜなら、過強陣痛や胎児機能不全を早期に発見するため。したがって、胎児心拍と子宮収縮を連続的に監視する必要がある。
・間欠的胎児心音聴取の超音波ドプラ法とは、妊婦の腹部に小型の機器を当て、超音波の反射を利用して胎児の心拍音と心拍数を一定の間隔で確認する方法である。連続して監視する分娩監視装置とは異なり、決められた時間ごとに聴取する。妊婦が動きやすい利点があるが、聴取していない間の胎児心拍の変化は把握できないため、母児の状態に応じて連続監視へ切り替える必要がある。
8 緊急避妊を目的としたレボノルゲストレルの内服に関する指導内容として適切なのはどれか。
1.服用回数は1回である。
2.妊娠阻止率は99%である。
3.内服後7日間は他の避妊手段は必要ない。
4.性交後72時間以内であればいつ内服しても効果は変わらない。
解答1
解説
1.〇 正しい。服用回数は1回である。なぜなら、レボノルゲストレルは、性交後72時間以内に1.5mgを1回経口投与する薬剤であるため(※参考「医療用医薬品 : レボノルゲストレル」)。
2.× 妊娠阻止率は、「99%」ではなく81.0%である(※参考「医療用医薬品 : レボノルゲストレル」)。
3.× 内服後7日間「に限らず」他の避妊手段は「必要である」。なぜなら、レボノルゲストレルは、あくまで「性交後の緊急避妊」であるため。通常の経口避妊薬のように、周期全体を通して計画的に妊娠を防ぐ薬ではない。
4.× 性交後72時間以内であっても、できる限り早く内服する必要がある。なぜなら、性交から服用までの時間が短いほど妊娠回避効果が期待できるため。排卵が近い場合、時間が経つほど薬の効果が間に合わない可能性がある。
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