【4問】副雑音についての問題「まとめ・解説」

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※問題の引用:厚生労働省より

※注意:解説はすべてオリジナルのものとなっています。私的利用の個人研究のため作成いたしました。間違いや分からない点があることをご了承ください。

MEMO

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107回 午前

19 異常な呼吸音のうち高調性連続性副雑音はどれか。

1.笛のような音(笛音)
2.いびきのような音(類鼾音)
3.耳元で髪をねじるような音(捻髪音)
4.ストローで水に空気を吹き込むような音(水泡音)

解答1

解説

1.〇 正しい。笛のような音(笛音:てきおん)は、高調性連続性副雑音である。連続性副雑音とは、同じような音が連続して続く音(ヒューヒュー)である。聴取される代表的な疾患は、細い気管支の狭窄(喘息など)である。
2.× いびきのような音(類鼾音:るいかんおん)は、低音性連続性副雑音である。連続性副雑音とは、鼾(いびき)のようなグーという低い音(類鼾音)である。呼吸時に喉の動きによって発生し、低い音は太い中枢の気管支の狭窄によって起こる。
3.× 耳元で髪をねじるような音(捻髪音:ねんぱつおん)は、細かい断続性副雑音である。細かい断続性副雑音とは、硬くなった気道が、吸気時に急に開くときの、「パチパチ」という音である。聴取される代表的な疾患は間質性肺炎である。
4.× ストローで水に空気を吹き込むような音(水泡音)は、粗い断続性副雑音である。粗い断続性副雑音とは、気道内に溜まった分泌物が呼吸にともなう空気の移動で震えて破裂することで生じる音である。聴取される代表的な疾患は肺水腫細菌性肺炎である。

 

 

 

 

 

108回 午前

41 右中葉領域で粗い断続性副雑音(水泡音)が聴取された場合の体位ドレナージの体位を図に示す。
適切なのはどれか。

解答2

解説

1.× 仰臥位は、背部(上・下葉区:S6、S10)の領域で、粗い断続性副雑音(水泡音)が聴取された場合の体位ドレナージの体位である。
2.〇 正しい。左側臥位は、右中葉領域で粗い断続性副雑音(水泡音)が聴取された場合の体位ドレナージの体位である。なぜなら、左側臥位は、右下肺野(S9)が上となるため重力により排痰を促せるため。
3.× 右側臥位は、左肺(左中葉、舌区:S4,S5)の領域で、粗い断続性副雑音(水泡音)が聴取された場合の体位ドレナージの体位である。
4.× 45°ギャッジアップ座位は、肺尖部(S1)の領域で、粗い断続性副雑音(水泡音)が聴取された場合の体位ドレナージの体位である。

 

 

 

 

 

110回 午後

34 呼吸音の変化と原因の組合せで正しいのはどれか。

1.呼気延長:胸水
2.呼吸音の減弱:過換気症候群
3.呼吸音の増強:無気肺
4.肺野での気管支呼吸音の聴取:肺炎

解答4

解説
1.× 胸水が存在すると、「呼気延長」ではなく、「呼吸音減弱」する。なぜなら、音による振動が伝わりにくくなる(呼吸音の伝達が低下する)ため。胸水とは、胸腔に液体が異常にたまることや、その液体自体のことをいう。原因としては、感染症、外傷、腫瘍、外傷、心不全、肝不全、肺の血管に詰まった血栓(肺塞栓症)、薬物など、数多くある。
2.× 過換気症候群は、呼吸音は「減弱」ではなく影響しない。なぜなら肺内に病変が現れないため。過換気症候群とは、器質的障害が認められないのにストレスや緊張、不安などの心理的要因等により発作的に肺胞過換気状態を生じ、呼吸性アルカローンスに基づく臨床症状を呈する病態をいう。1回換気量と呼吸数の増加により分時換気量が増加する。
3.× 無気肺は、呼吸音の「増強」ではなく減弱である。ちなみに、無気肺とは気管支の閉塞などによって肺内の空気の出入りがなくなり、空気が抜けてしまった状態である。原因としては、肺門部の扁平上皮がんなどの原発性肺がん、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の粘液栓による気道の閉塞や気道異物などがあげられる。
4.〇 正しい。肺炎は、肺野での気管支呼吸音の聴取できる。肺炎の主な症状は、発熱、咳、たんなどであるため、基本的に、ゴロゴロという水泡音が聴こえる。肺音は、呼吸に伴う気道中の空気の流れに生じる生理的な音である呼吸音と、正常な状態では通常聴取されない呼吸音以外の肺音である副雑音に分けられる。気管支呼吸音は、吸気時・呼気時の持続時間が等しく高調な音が聴取される。肺胞呼吸音より高調で、呼気時にも明瞭に聴かれる。

 

 

 

 

113回 午前

18 異常な呼吸音のうち低調性連続性副雑音はどれか。

 1.笛のような音〈笛音〉
 2.いびきのような音〈類鼾音〉
 3.耳元で髪をねじるような音〈捻髪音〉
 4.ストローで水中に空気を吹き込むような音〈水泡音〉

解答

解説

肺音とは?

肺音は、呼吸に伴う気道中の空気の流れに生じる生理的な音である呼吸音と、正常な状態では通常聴取されない呼吸音以外の肺音である副雑音に分けられる。

 1.× 笛のような音〈笛音〉は、高調性連続性副雑音である。気道狭窄が原因であることが多い。ちなみに、連続性副雑音とは、同じような音が連続して続く音(ヒューヒュー)である。聴取される代表的な疾患は、細い気管支の狭窄(喘息など)である。
 2.〇 正しい。いびきのような音〈類鼾音:るいかんおん〉は、異常な呼吸音のうち低調性連続性副雑音である。連続性副雑音とは、鼾(いびき)のようなグーという低い音(類鼾音)である。呼吸時に喉の動きによって発生し、低い音は太い中枢の気管支の狭窄によって起こる。
 3.× 耳元で髪をねじるような音〈捻髪音:ねんぱつおん〉は、細かい断続性副雑音である。細かい断続性副雑音とは、硬くなった気道が、吸気時に急に開くときの、「パチパチ」という音である。聴取される代表的な疾患は間質性肺炎である。
 4.× ストローで水中に空気を吹き込むような音〈水泡音〉は、粗い断続性副雑音である。粗い断続性副雑音とは、気道内に溜まった分泌物が呼吸にともなう空気の移動で震えて破裂することで生じる音である。聴取される代表的な疾患は肺水腫や細菌性肺炎である。

 

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